FC2ブログ

エリザベート公演感想

201809211538311af.jpeg

まずは全体の感想として、
月組さん、素晴らしい。
これなら誰に見せても恥ずかしくないエリザベートでした。
非常に役者一人一人脇役、民衆まで隅っこまで、
バランスの良い舞台。

下の方も、脇も皆んながうまいから、
司教も軍人もハンガリーの革命家も、
他みーんながきちんと大きな声ではっきり歌詞を歌ってくれるので
総ての事柄が明確に伝わって素晴らしかったデス!
私は観ていない組もあるのだけど、
これだけきっちりと伝わってきたのは初めてではないでしょうか?

やはり、革命家や、ウィーン宮廷にいる側近たちが
はっきり歌えるのが強み。
声もしっかり大きく通る声で!これめちゃくちゃ大事で、
宝塚はスターに頼りすぎていて、脇役のレベルが
ボチボチしかない事が多いけど、
月は良かった!専科さんなしで素晴らしいよ。
いや、意外とその専科さんができてなかったりするんやけどね、苦笑。

からんちゃん、
まゆぽんパパ!
そしてレンコンくん!
あんた達は宝物よ!
レンコンくんは、ルドルフをつけてあげれば良いものをー!
勿体無いわ〜!
生殺しするんやったら、雪にあーさの下に来てちょーだい❣️
パパは若さもありで、当時の貴族の艶っぽい色気もあり、歌もさすが。

タイトルロールさんは、
もうお顔は観ないことにしまして、笑。
お上手です。
が、なんかトート閣下がいらないように見えちゃうんですが。。。
ものすごーく生きるか死ぬかの極限でトート閣下登場のはずが、
いらしたけど、呼んでませんけど?なくらい
死にそうにないよ、薄笑。

トートのたまさま。
どうしてなのか?月のエリザベートに関しては、
トートがたってないんですよ。
意味わかります?
トートが主役としてドンと舞台に見えない。
それは、エリザベートが死を求めてるように見えないからなのかなぁ?

たまさまの役者としての存在感としてはあるんですが、
黄泉の帝王の絶対感。
冷酷さがないから、出てきてもあんまり闇が広がらないんだよな。
普通はトートがいる場所だけヒンヤリとした感じがあるのやけど、
たまさまにはないんよねー。
温かいわけでもないんだけど、追い詰める感じがないんよねー。
2幕からは、なんかエリザベートを守ってるような。
死じゃなくて守護霊様みたいな感じやったですー、笑。

でストーリーテラーのルキーニと2人が
フラットなバランスに見えてしまうんだよね。
トートが突出しないのよ。
なんでなんだろう?
ミルクとか、歌い上げる冷酷な帝王感が
場面によっては必要だなと思うのだよ、たまさま。

トートは愛するエリザベートを手に入れるための手段は
優しいものはかけらも無く、
冷酷な手段しか、それしか持ち得ない死神なんだよ!
それを表現して欲しいなと思います。

もとから、たまさまのキャラって
スーパーダーリンやと思ってまして。
宝塚の男役はダーリンよりも、
ちょっとあぶない恋人とあるべきと思ってるので、
トートはどうかなぁ?と思ってましたが。。。

なんかたまさまのトートって優しいんよ。

死にたくなる時に現れて、黄泉の世界に誘うには
死の存在はこの世の何物にもまして
甘美なものでなくてはならない。
その具現化がエリザベートにおけるトートの存在なんだと思っているので、
なんとなくそこがないんだよねー。
やはり最初から危惧していた、
たまさまのその部分、
チャピの強さからくる死ななそうな部分、
そこがまだ見え隠れするから、ヒンヤリしない
エリザベートでしたね。

本当なら、私が観るのも辛くなるくらいの舞台であるはずなんだが、笑。
チャピのエリザベートにはそれを感じませんでした、苦笑。

ルキーニのれいこちゃんは、
あれくらい髪の毛ワシャワシャの方がカッコ良い‼️
フィナーレまでずっとあれで、最後の軍服でよけいにワイルド感出てかっこよかったです。

れいこちゃんならではの台詞の言い方とか、
今までにない工夫も感じました。
なにより、歌も台詞も明確。

思い切りやれてるとこと、
説明きっちりしなきゃーなとことありますが、
織り交ぜながらも慣れてくると
まだまだこれから良くなりますねー😄
自由な空気もあるし悪い感じもするし、
正統派から殻を破った感じですねー。
タッパがあるのも良し!
マダムヴォルフとの歌も口元いやらしい‼️
もっとやれ!笑。

美弥ちゃん、良かったです。
ちょっと小粒ですけど役割は果たしてはります。
フランツは音域が広くて大変やけど、
女性で出にくい低音部がきちんと出るのは素晴らしい。
苦手みたいな高音部も裏声でカバーしていて。
最初の方で裏声が女の子みたいでかましてしまうと聞いてたんですが、
研究されたのか、私が観た日は違和感なく良かったと思いました、クリアでした。
グランドホテルのクリンゲラインで裏声使われていたのが、
今回役に立ったんちゃうかなぁ。

ルドルフはアリちゃんだったんですが。
いつも元気で熱血な感じの人なんで、
どうかな?と思ったけど、
声も出るし革命に向かう所は熱さも必要ですもんね。
最初から死にたいわけではないんだし。
若さがあるから、それ故にも見えるし。
生きるあてがなくなってからは、
今度は全力で死にに行こうとするし、笑。
実はこれが発見でした!

案外本当に死にたい人って、こうなのかも。
それまで熱血だった人は
死ぬ事にも前向きと言うか、笑。
死にたいゆうてるだけの人の方がしぶとくて、
悲壮感あるように見えるだけかも、なんて。

今回のルドルフは新しいはじめての感じで、
本来人間はこっちかもなーなんて思いました。
別に最初から憂いはなくても成り立つんやねー。
でも、耽美や退廃、憂も大事な要素なので、
アリちゃんは自分にないそこをどう得るか‼️
必要だと思います、宝塚に於いては。

後ねー、初演から変わらない振りなのに、
月の今回のロケットがとても良かったです。

一音一振りみたいな振り付けだから、
キビキビきちんと踊らないと
素人のただ振りをなぞるだけみたいになると思うんだけど、
それが凄く踊れていてよかったです。
宙はほんまにあかんかったからねぇ。
おんなじ振りやのに、不思議なくらい違いが出ますね。
再演の怖さがここにもあります。

ヒト場面、ルキーニとエリザベートとスターレイ
3人だけが舞台上にいる時があるんです。
同期3人でなかなか感無量な場面でしたねー。
桂ちゃん時もそうだったんですよね。
ルキーニがカメラを向けて撮る場面です。
宝塚って良いね。

たまさまがまだ少し右往左往してはいますが、
あの舞台を埋める存在感だけは
下級生の頃からもって生まれたもので
トートも成り立ってはいますが、
いつまでもそれしか感じないのではない、
凄みや旨みが観たいよ、たまさま。
殻を破れ!

目はトートをおとなしくしたくらいで
これからも切れ長に描いてくれ、笑。

エリザベートは、ほんまマジで
死にたいギリギリまでおかしくなる瞬間まで
頑張って行って欲しいです。
でないと、トートが光らない。
エリザベートとトートは同一の存在、
表裏一体な存在だから。
死のうとしないとトートは出てこれないし、
所在がなくなる。
だから、トートがたって見えない。
それは少し問題だよ。

また思いつきましたら。。。

あ、それから
トート閣下のドクトルゼーブルガー
新しいキャラで新登場❣️お見逃しなく‼️笑。
201809211538178b9.jpeg

20180921153842db7.jpeg
スポンサーサイト

該当の記事は見つかりませんでした。

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する